ブログ
投稿日:2016.12.28 カテゴリー:クリニックについて 院長インタビュー
Q:はじめまして。このたびは開業おめでとうございます。先生のご専門はなんですか?
院長:まずは肩や腰の痛み、足の痛みなどの一般整形外科が第一です。また、クリニック名につけたとおり、せぼねと骨粗しょう症をながく手掛けてきました。せぼねというのは脊椎脊髄を指します。一般整形外科ももちろん見ますので、肩や腰、足の痛みの治療なども積極的におこなっています。
Q:骨粗しょう症とはどんな病気ですか?
院長:骨粗しょう症とは、閉経による女性ホルモンの減少が主な原因ですが、カルシウム摂取不足、運動不足、喫煙や飲酒などの生活習慣も影響して骨量(カルシウムやコラーゲンなど)が減少し、鬆(す)が入ったように骨がスカスカになり、もろくなる病気なんです。
Q:お医者さんとしてどのような経験を経てこられたのですか?
院長:大学を卒業してから、東京女子医大の医局に入りました。大学病院では本当によく勉強しました(笑)。入局してから6年目にアメリカのテキサス州ヒューストンに留学しました。テキサスではテキサス大学で研究して、三年間を過ごしました。帰国してからまた大学病院で働きました。手術もどんどんこなしましたので、常に緊張感があり、いまではその緊張感が普通のことになりましたね(笑)
その後大学からの派遣で一般病院に行ったときには副院長を任命されました。病院全体を見る立場ですので大変勉強になりました。あるときは、電子カルテ導入のリーダーを経験したことがありました。このときは病院全体の職員、ドクターやナース、医事課の皆さんやすべての職種がかかわってきました。一つのプロジェクトを通して達成できたときは苦労を分かち合えてよかったな、と思いました。ふだんのチーム医療とはまた違った達成感がありましたね。
このころから、講演の依頼が非常に多くなり、多いときは一年間で50回ほどあったこともあります。午前中に診察や手術をして夕方前に新幹線や飛行機で会場へというパターンが多かったです。全国各地で真摯に地域医療を続けておられる先生方と交流することができたことがとても勉強になりました。現在はクリニックのかたわら、東京女子医科大学整形外科の非常勤講師も勤めています。
Q:これまでに沢山の手術をこなしてこられたようですね。
院長:二十年以上の経験がありますので、自然と多くなりますね(笑)。
指導してくださった先生方には感謝しています。あるときからは指導する立場に変わっていくのですが、おかげさまで手術件数1000例以上の、脊椎外科の名誉指導医の資格が取れるまでになり、申請の手続きを進めています。
次につづく・・・