スポーツ整形
スポーツ整形外科とは、運動療法、リハビリテーション療法、装具療法、手術療法などによる総合的な治療を行って早期の競技復帰を目指す診療科です。
スポーツや部活動でけがをなさったような場合は、とりわけ「初期治療」が大切になりますので、早めにご相談ください。
運動前にウォーミングアップをしっかりと行うことによって、関節や筋肉の柔軟性が高まり、けがをしにくくなります。きちんと準備体操から始め、柔軟性を高めるストレッチングも十分に行いましょう。
間違ったフォームでスポーツを行うと、筋肉や骨に無理な力が加わって、けがをしやすくなります。正しいフォームを身につけ、体に無理をかけないようにしましょう。
スポーツをすると、体温を下げようとして汗をかくので、体内の水分が不足してきます。すると集中力が低下して、けがをしやすくなります。運動前・運動中には、水分を十分に補給しましょう。
オーバートレーニング(運動の行い過ぎ)は、かえってトレーニング効果を下げるだけでなく、疲労骨折などの原因にもなります。運動の前後、あるいは運動中に苦痛を感じたり、体に力が入らなくなったような際には、運動強度を下げたり、休みを入れたりするようにしましょう。
運動をした後は、必ず疲労が溜まっています。また、運動による負荷や衝撃も体の各部分に残っています。こうした疲労や負荷等はスポーツ障害の原因になります。したがって、クールダウンはスポーツ障害の予防に不可欠なのです。運動前のウォーミングアップと同様に、運動後のクールダウンも忘れずに行いましょう。